ファミリーホームの暮らし

『家庭』の役割

近年、子どもの心身の健全な発達のためには、「家庭での育ち」が非常に大切であることが分かってきました。 特定の大人との密な愛着関係が、子どもを健やかに育むのです。

ファミリーホームは『家庭』です

ファミリーホームは「大きな里親家庭」です。私たちの家庭に子どもを受け入れ(6人まで)、子どもの生活の場、育ちの場である「家庭」を保証します。親とと暮らせない子どもたちの家庭に代わる場(社会的養護)の存在は大きく、私たちは「すべての子どもに家庭を!」という原点を忘れず、 子どもの権利を守る、子ども本位のファミリーホームであるための努力を続けます。

ファミリーホームとは?

「ファミリーホーム」は里親や児童養護施設で子どもの養育経験を積んだ養育者が、少しでも多くの子どもたちに「家庭での暮らし」を支え、健やかな成長のための居場所です。

ファミリーホームの特徴

・児童養護施設のように職員が交代制で勤務するのではなく、養育者の家で常に生活を共にします。 『家庭』を体験することで、自立後の家庭構築のモデルにすることができます。

・ファミリーホームは最大6人までの子どもを預かることができます(里親は4人まで)。 人数の多い血縁の兄弟姉妹がばらばらにならずに生活できるなどの利点があります。

・里親は他に職業をもつ人が行う「ボランティア」ですが、ファミリーホームの養育者は子どもの養育の「専従者」です。 一人一人の個性に合わせて、子どもたちにじっくりと向き合うことができます。

ファミリーホームが目指すもの

子どもを健やかに育むのは 『家庭』 です。 『家庭』 を構成するものは 『家族』 です。 血縁によらず、共に泣き笑い、支え合い、『家族』になる。 それは社会制度の枠を超えて、子どもの生涯を支える人生の土台となるのです。